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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第15章 束の間-早乙女邸-



「では私は手配と、少々買い出しに…」

「ああ…」


とはいえ、遠藤の方は多少乗り気では無さそうな感じを受ける。


それもそうだ、女子高生の衣服一式…
幾らうちの女性を連れて行くとは言え、入りにくい場所なのは確か。


かなり無理な頼みをしてしまったかな??









「はあー
このカッコじゃ動けないよ……」


下着が無くYシャツ1枚、こんなカッコでウロウロするワケにもいかないし・・


(それに……)



Yシャツから中を覗いて見れば、昨日の蹴られた痕が酷くなってる…


シャワーの時はそんなに目立たなかったのに、こういうのって後から痕が出て来るらしい。



(頬の腫れも引いてないし、ぁたし全然動けない)



ただ、ベッドの上でボーっとしてるぁたし…
この部屋ってシンプルで、あまり物が無い。


そう‥あの日、此処に来た時に通された部屋のように物が少ない。


多少のインテリアっぽい物はあるケド、テレビとか普通生活していると自然にある物が無いというか……


変に目立つのは、壁際のパソコンくらい…
それもぁたしが持ってるのが玩具に見える程の、高性能のディスクトップタイプ。


これなら色々出来るなぁーなんて思いながら、ぁたしは1人ボーっとしている事しか出来ない今の現状。



「はあー」



"バフッ!"



広いベッド…
物凄くフカフカしていてて気持ちが良い、それに2人で寝てもまだ余裕があるし、こんな広いところで1人で寝てたんだ紀永さんは……



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