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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第15章 束の間-早乙女邸-
そのせいで、ホントの事を話す羽目にもなった…
ピルの服用、多少濁したケド不特定多数の男との行為…
ぁたしが何をしていたか、感づいた筈‥うんん間違い無くバレた。
「そこまで言うつもりは無かったのに……」
傷と拒食症の事は、紀永さんがある程度話していたから、何も言われなかった。
ただ、ピルの服用だけは渋い顔…
ぁたしだって分かってる、副作用の事くらい。
でも、ピルが無ければ、かなりの不安はある‥男って勝手だもん、ダメって言っても生出しするし……
それに‥彼奴も構わず生出しする…
あんな男の子供なんて妊娠したくない、絶対に!
「とりあえず、余計な事を考えないでリラックスって言われても……」
ガッコに行ってる限り、常に彼奴が付いて回る、でもガッコに行かないと単位を落とすし…
半分くらい、どうでもいいって思ってたのになガッコなんて…
適当に卒業出来ればそれで良かった‥‥桜達に会うまでは……
悪仲間と言えばそれまでだけど、桜も克己も良い仲間…
軽くてお調子者で適当だけど、桜はぁたしの事を本気で心配してくれる。
付属に居た頃、ぁたしをあそこまで心配してくれる友達なんて居なかった。
ただ、学力優秀なぁたしに近付き、自分達が優越感に浸りたいのばかり…
ぁたしは、そんな周りが嫌いだった…
優越感なら自分が頑張って勝ち取ればいいのに、他力本願の優越感って情けなくないの?
ぁたしはずっとそんな事を思ってた。
ぁたしが学年トップだから、それだけの理由で友達になりたがる、そんなのは友達じゃ無い。
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