この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第3章 夜に紛れて
「今日は何人?
ぁたしを入れて、桜に克己に‥一と忍は??」
「彼奴らはデートだとよ」
「じゃ今日は3人だね美紀」
「そうだね、じゃカラオケ行く??」
「おぉー!
いいねぇー俺ガンガン歌う!!」
「克己はマイク持ったら離さないからなぁー」
克己…加来克己、こっちも此処に来てからの仲間、細身でそれなりにイケメン、良く女をナンパして歩いてる。
因みに一と忍…
新田一、このガッコじゃ番をはっている奴、ぁたしを夜の街に引っ張ったのも一。
川本忍、一と現在進行形で付き合っている一の彼女、一も忍も金髪にしてピアス…
まぁ忍の方は、一に追い付きたくてやってるみたいだけど。
そんなんでガッコが終わると、この5人で夜の街に遊びに繰り出す、それが毎日……最近のぁたしの日常。
"キンコンカンコン…"
授業開始のチャイムが鳴る、コレが終わったら今日はお終いだ。
桜も克己も、何時の間にかちゃっかり席に戻ってるし……
ぁたしは教科書を用意して、シャーペンをクルクル回す。
授業は退屈…
前から見たらレベルの低い授業の内容、別に聞いても聞かなくても変わらない…
とは心に思っても、見た目はしっかり良い子して、ちゃんとノートを取ってたりするケド。
ぁたしは裏で遊ぶタイプ…
ガッコでは良い子で通してる…一応は……
180°変わった生活にも馴れて、早く授業が終わって遊びに行きたいと、心待ちにしているぁたし。
早く終わって、さっきの幸せで、それでいて嫌な夢を忘れたい‥そう思いながら……
・