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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第16章 平穏と秘密



「・・・・」

「美紀?」

「やっぱり今は‥ムリみたい……」


書けないデッサンに、ぁたしは鉛筆を置いてうなだれるしかない。


どうして‥どうして書けないの!?


隣に紀永さんも居るのにだよ!



「・・すまない…
少し無理をさせたみたいだね」

「うんん…
どうしてか分からないケド書けないの…
ぁたし………」


思わず紀永さんの胸に顔を埋めて…
そんなぁたしを、紀永さんは抱き締めてくれて髪を撫でてくれる。



「もう少し時間が必死だったかな?」

「ごめんなさい…」

「謝らない…
急かせた私も悪かった、少し落ち着いてからにしよう」

「うん……」


今はこう‥抱き締めてくれるのが安心する。


安心??


ぁたし………



そう……



この安心は親子のものであって……



ぁたしの心は………



「ぁたしは……」

「どうしたんだい?」


この場所だから…
このアトリエだから……



「・・・
抱いて‥‥欲しいの………」

「美紀………」

「あの頃のように…
紀永さんに‥うんん‥紀永‥‥に抱いて欲しい‥ぁたしを………」


ずっと割り切れなかった事…
それは、再会した日以来、ぁたしに触れようとしない紀永さんの事だ。


どちらかと言えば、甘いケド父親のスタンスを保ち続けてる。


愛してると言われて、泣く程嬉しかった…
だけど、それ以降は……



「・・・
良いのかい?
今此処で一線を超えてしまったら、本当に後戻りは出来なくなる…
それに、怖くないかい男が……」


笑顔では無く、真面目な紀永さんの顔……



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