この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第16章 平穏と秘密

意図せず私が散らしてしまい、そして私が花開かせた美紀の快楽‥その身体・・
あれだけ生活が変わり、他の男に抱かれても、全く変わっていないようだ。
だからこそ私は美紀を責める‥あの頃のように・・・
「あ んん…はぁぁ」
乳首を口に含み、もう片方の胸の乳首を指で摘み、少しだけ力を入れて潰せば、快感の甘い吐息が返ってくる。
シーツを握り締め、快感に身を浸す美紀の姿は艶めかしく綺麗…
長い髪がベッドに広がり、快感に背を浮かせ甘い声で喘ぐ姿は、私の理想なのかも知れない。
ショーツに手を掛けた時、何故か美紀が躊躇った。
「あの! その……」
「どうしたの美紀?」
なにやら慌ててるような??
「その……
見ても‥‥驚かないで………」
「ん………」
逆上せたように顔を真っ赤にして、不思議な程に恥ずかしがると言うか焦る姿・・
暫く躊躇っていたが、漸く諦める気になったようだ。
そっと脱がせて理解出来た・・・
(なる程‥恥ずかしがる訳だね……)
本来あるべき場所に毛が1本も無い…
確か‥医者の診断書に、その辺りも書いてあった記憶がある、あの男に蝋燭か何かで焼かれ、無理やり引き剥がされたのでは無いかと。
「やっぱり恥ずかしい!」
「どうして?
私は綺麗だと思うよ」
「ホントに??」
「嘘は言わない…」
本当に嘘は言ってない…
無毛の綺麗な丘は、彫刻の女性を見ているよう。
・

