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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第16章 平穏と秘密



意図せず私が散らしてしまい、そして私が花開かせた美紀の快楽‥その身体・・


あれだけ生活が変わり、他の男に抱かれても、全く変わっていないようだ。


だからこそ私は美紀を責める‥あの頃のように・・・



「あ んん…はぁぁ」


乳首を口に含み、もう片方の胸の乳首を指で摘み、少しだけ力を入れて潰せば、快感の甘い吐息が返ってくる。


シーツを握り締め、快感に身を浸す美紀の姿は艶めかしく綺麗…
長い髪がベッドに広がり、快感に背を浮かせ甘い声で喘ぐ姿は、私の理想なのかも知れない。




ショーツに手を掛けた時、何故か美紀が躊躇った。



「あの! その……」

「どうしたの美紀?」


なにやら慌ててるような??



「その……
見ても‥‥驚かないで………」

「ん………」


逆上せたように顔を真っ赤にして、不思議な程に恥ずかしがると言うか焦る姿・・


暫く躊躇っていたが、漸く諦める気になったようだ。



そっと脱がせて理解出来た・・・



(なる程‥恥ずかしがる訳だね……)



本来あるべき場所に毛が1本も無い…


確か‥医者の診断書に、その辺りも書いてあった記憶がある、あの男に蝋燭か何かで焼かれ、無理やり引き剥がされたのでは無いかと。



「やっぱり恥ずかしい!」

「どうして?
私は綺麗だと思うよ」

「ホントに??」

「嘘は言わない…」


本当に嘘は言ってない…
無毛の綺麗な丘は、彫刻の女性を見ているよう。



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