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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第17章 早乙女会長の策略

「これで当たってくれれば楽なのだけどね」
有料放送会社の個人データベースにアクセス‥この時点で違法だが、ここは知らんふり。
「・・・
ただのテレビの有料契約か…
まあ良い……」
これで、どこの電話会社か分かる‥見付けたら早々に退散…
アクセスする時間が長ければ長い程、見付かる可能性が高くなってしまう。
見付けたデータから、目的の電話会社へ…
「これが一番骨かな?」
こういう会社はセキュリティーが高い…
こちらも慎重にならなければ……
通常から入ってデータベースへ…
多分、時間は数分しか無い、その間に見付けなければ、こちらが追われる。
「・・・・・」
キーボードを操作する指が早くなる…
時間が少ない、私でもギリギリか危ない程。
乱立するデータから、個人データベースを如何に早く探すかが鍵、ダミーに引っかからないよう細心の注意を払い……………
「よしっ!」
あった、吉田春夫の端末アドレス!
そっちにターゲットを変え、電話会社は即退散‥やはりギリギリか、私でも危ない危ない。
「此処まで来たら、後は簡単だが……」
個人の端末のパスワードなど、大手にアクセスするのに比べれば、子供の玩具に等しい。
「・・・
危ない橋は渡らないのでは??」
「今回は特別だ…
この時間は‥丁度学校で仕事中か、一番良い」
じっくりと調べられる、此処まで掛かった時間は30分にも満たない‥スピード勝負、これもハッカーの条件の1つ…
他人に言える技術では無いが。
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