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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第17章 早乙女会長の策略
アクセスしてみると、やはりセキュリティーパスワードで止まった。
この程度を突破出来なくて、プログラマーだのハッカーだの言ってられない。
数分掛からずに突破、セキュリティーソフトが大手の物だったので、パターンを熟知していたのもあったが……
「・・・大して使っている訳では無さそうだな」
思ったよりフォルダが少ない…
教師という仕事という事もあり、もっと多様していると思ったが、本当に個人用のようだ。
その中で吉田春夫が自分で作った物……
「これか・・・」
開けば、やはり写真フォルダ…
しかし‥これは……
「思った以上だな…
どれだけの女性を食い物にして来たのやら」
美紀だけじゃ無い…
日付けからもう何年も前からの、多数の女性への陵辱写真が山ほど。
早く全て消してあげたいが、今のところ確認だけで手は出せない、悔しいが今手を出してしまえば吉田春夫にバレてしまう。
とりあえず、この端末をロックして、こちらもキーボードから手を離した。
「・・
証拠は分かったがね、吉田春夫を落とす方法も考えなくては……」
「方法‥ですか…」
一通り済んで、私は椅子の背もたれに身体を預ける。
「あの証拠を餌に‥という訳にはいかないだろう…
どちらかと言えば、被害に合うのは女性達の方になってしまう」
新たに追い詰める方法を考えなければ……
教師という立場上、そう簡単に余計な行動はしない、それに吉田春夫には前科がある為、更に神経質になっている筈。
だとすれば、どういう方法が取れる??
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