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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第17章 早乙女会長の策略



なんとか夕食は上手くいった‥かなりぎこちなかったケド・・・


まだ、やらなきゃならない事がある…
その為に、ぁたしはこうして深夜まで起きてる。


最近は普通の生活だったんで、深夜が辛い…
それを我慢しても……桜に連絡を取らなくちゃ。



「もう‥そろそろかな?」


時間は深夜3時近い、桜だったら普通に遊んで起きている時間、少し前までぁたしもそうだったのにな。



「・・・・・」


あの日から切りっ放しの携帯の電源を押す…
立ち上がった後、物凄い着信のお知らせが入って来た。



「・・・やっぱり、殆ど桜・・・」


見たくない彼奴の表示もあったケド、お知らせの殆どが桜から。



「心配させちゃった…」


急に入院休学なんて聞いたら、桜は間違いなく心配するのに……


もう少し早く、この方法に気付いていたら、桜の心配も減ったかも知れないのに、ぁたしってバカ。


お知らせの中の桜のナンバーを押す・・・



出るかな?


最中とか寝てるとか??


ちょっとコールが長くて、出ないかなって思い始めた時に、漸く桜が携帯に出た。



「・・・桜??」

『美紀?
美紀なのぉー!?』


「うん、ゴメン連絡取れなくて……」

『大丈夫なの?
入院中って、どこ悪いの!?』


しまった、病気まで考えて無かった…
とりあえず……



「痩せ過ぎで倒れたのよ、それで病院で治療中……」

『痩せ……
美紀スッゴく痩せてたもん、倒れも不思議じゃないケドさ…
ひとことくらい連絡してよぉー
私心配で心配で……』


「だからホントにゴメン、治療に集中って事で携帯切られてた」


嘘は言ってない…
微妙に隠してるケド・・・


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