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第17章 早乙女会長の策略

『そんなに酷かったんだ……』

「えっ？」

『携帯切られるって、よっぽどじゃん…
私‥痩せていくの見てたのに、なにも言えなかったよ』

「ぁたしが悪いんだから仕方ない…
桜がそこまで気にする事‥無いよ」

『そうじゃなくて！
どうして、そんなになるまで相談してくれなかったかって事！』

「普通にダイエットのつもりだったから…
気付いたら、食べれなくなってた……
ホントぁたしバカだね」

やっぱり話せないよ彼奴の事‥
どうしても話せない。



『・・・
まだ‥掛かるの？』

「うん…
もう少し時間が要るって言われてる」

『そっか…
寂しいケド、治す方が大事だもん…
ゆっくり入院してて美紀』

「うん、ありがと…
それとさ桜……」

『なに？？』

「携帯変わるから、後で番号送る」


良いよね、桜に教えても……
桜は大丈夫。


『替えたの？』

「まぁ…
でも、新しいの誰にも教えないで、お願い」

『・・
美紀がそう言うならいーよー
誰にも教えないから』

「うん…
じゃ、また連絡入れる」

『絶対だよぉー！』

「分かってるから…桜……」


ずっと話していたいケド、ぁたしは思い切って電話を切った。



「やっぱり心配してた……」


桜だもん、そうだよね…



「あっ、新しい番号」


こっちの携帯の電源を切る前に、メールで紀永から貰った新しい携帯番号を送り、電源を切った。



「考えてみれば、貰ってそのままだったんだ」


慌てて新しい携帯に、バックアップからデーターを移し、１つだけ‥彼奴の番号だけ消去。



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