この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第18章 緊迫-逃走-



紀永ホントに安心した目をしてる…
ぁたし凄い心配させたんだ、でも偶然を回避する事は出来ない、ぁたしが買い物に出たのが悪かったの??



「・・
ごめんなさい…」

「美紀??」

「ぁたしが買い物になんて出たから、こんな事になった…
心配掛けるつもり‥無かったのに……」


やっぱり、ぁたしが悪いと思う。



「誰も‥予想も付かなかった事なんだ…
美紀が悪い訳じゃないよ、ちゃんと違う場所で買い物をしていたのだろう?」

「・・うん……」

「それなら本当に偶然だった…
急にあの男に会ってしまって、怖い思いをしたのは美紀だからね」

「・・・
捕まったら‥今度こそホントに殺されるって、だからぁたしは必死に逃げ出した…
彼奴に捕まり、なぶり殺しにあうのは‥‥イヤ…………」

「・・そうだね………」


隣に座って優しく髪を撫でてくれる…
それだけで先程の怖さが込み上げて来て……



「・・・紀永・・・」


思わず紀永にしがみ付いてしまう。



「何度も思った、追い付かれるんじゃないかって…
捕まって、引きずられて行くんじゃないかって……
アトリエで‥此処で遠藤さんの顔を見るまで不安で‥ぁたしはっ!」

「良く‥頑張ったね…
怖さを克服するのは並大抵の事じゃない……
物を投げ付けてでも逃げる選択が出来た美紀は、少しだけ怖さに勝ったんだよ」

「・・ぁたし………」


紀永は何時も優しい言葉を掛けてくれる。


少しだけ怖さに勝った、確かにその通り…
ぁたしは彼奴に従うのはもうイヤだと、彼奴の脅しの言葉に少しだけ反抗出来た、前を向こうと…………



/416ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ