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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第19章 動く光と影
どんなに体力が戻ったって、ぁたしと紀永の実力差は歴然‥男女の違いもある。
でも、1本くらい紀永から取りたいじゃない?
全敗は流石に悔しいもん、紀永は力だと思うから、ぁたしは素早さ勝負…
フェイントなら勝てる見込みはあると思う。
遊び半分でやってた時も、この方法で男子に勝ってた、ぁたしの秘策…
その為には、走れるだけの体力回復がくっ付いて来る、だからまだ暫くはムリ。
「よっ……」
とりあえず今はメニュー通り、歩いて泳いでの繰り返しを数セット。
その内、通路のマウンテンバイクを借りて走ろうと思ってる、柔らかな水泳だけじゃ回復が遅い。
「意外に順調だね?」
「えー
まだまだ体力不足だよ、水泳だけで疲れるから」
「そうかな…
水泳だけで疲れてるなら‥ね」
「そっ‥それは!?」
・・・
毎晩、紀永に鳴かされて疲れてる部分も、無きにしもあらず・・・
イヤじゃないよ…
紀永との行為は好き、回数を重ねれば重なる程、紀永に染まるぁたしの身体。
逆に、いけない事と分かっているから燃えるのか……
紀永に触れられる度に、少しだけ頭を過ぎる‥親子だと。
何度も思ったケド近親相姦は罪…
侵してはならない不可侵領域の世界。
勿論理解してる…
うんん、此処に来てから更に実感した、早乙女紀永‥早乙女会長の実の娘だって。
こんなカッコのぁたしでも、屋敷内の人は気を使ってくれる、それは早乙女会長の娘だから…
じゃなければ、こんな如何にも遊んでますって小娘に、気を使ってくれる場所じゃない、早乙女邸って………
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