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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第19章 動く光と影
「凄い‥こんな事していたなんて…」
「色々計画はしていたのでね…
これもその1つ、とは言っても間に合わせに過ぎないが……」
「計画??」
「まあ………」
今、話す方が効果的なのではないか?
多分‥美紀は今揺れているだろうから。
「・・・
おや‥早速……」
「えっ?」
「おいで…
面白いものが見れるから……」
近寄って来た美紀を捕まえ椅子に…
無駄に広く重厚な椅子だから、美紀を前に座らせても支障は無い。
「早速引っ掛かっているね」
「・・・
彼奴が何かしようとしたら、入らなくなる……」
「そう‥画像送信は必ずメーラーを使うから、メールを飛ばす時だけサイトにアクセス出来ないと見せ掛けて、実はメーラーに制限を掛けているだけ…」
「こんな事も出来るんだ……」
「びっくりした??」
「うん、ぁたしじゃ思い付かない」
確かにハッキングだから、普通は思い付かないだろうけど……
「当分の間はネット流出は無い、手持ちの端末もプロバイダーにアクセスするところで止まるようになってる…
それで‥だ……」
「???」
どう‥言い出そうか?
「・・・
さっき‥何を考えていたんだい?」
「あ…
それは……」
「美紀の事だからね、どうやって吉田春夫を退けるか‥というところかな??」
「・・・・・」
どうやら当たりのようだ…
美紀の事だ、なにも考えていない訳が無いと思ってはいたが。
「・・・
初めは道連れにしてやろうと思った…
でも、それじゃあ倉原の方に迷惑が掛かる、今のぁたしは迷惑掛けたいワケじゃない」
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