この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第20章 絡める罠-滑走-



さて‥どこまで引き離せるか……


ラブホがある脇道から街中へ…
だが、思ったより車が少ない。


こういう場合、車が沢山居てくれた方が、バイクの利点で追い越しを掛け、引き離せるものを……



「参ったね……」

『えっ!?』

「通行している車が少ない、これだと追い付かれるとまではいかないが、引き離し巻くのに時間が掛かる」


サイドミラーを見れば、かなり後ろだが、車のライトが見える…
先程街中に出た時には、後続車は居なかった、とすれば吉田春夫の車と見て間違いだろう。


歩きではあるまいし、バイクでは街中を直ぐ過ぎてしまう、一般道に入り更にスピードを加速……



「寒く‥ないかい?」

『・・少し・・』


幾らジャケットを着せたとはいえ、下はスカートのまま…
流石に初雪も降ったこのシーズンでは、寒いに決まっている。



「すまないね…
止まってる余裕もなさそうだ」

『・・ぁたしなら大丈夫だよ・・』

「そう言ってくれると、ありがたいね…
とは言っても、このままずっと追い掛けられるのも少々……」


このヘルメットは2つ組で、中にスピーカーとマイクが内蔵されていて、交互で会話が可能‥使うと思って持っていた訳では無いが、まさか役に立つ時が来るとは‥分からないものだ。



「どう‥巻くべきかね…」

『・・・・・』


この辺一帯の地理くらいは頭に入っているが、車が少ないのが仇になって、上手く巻く事が出来ない。


付かず離れず付いて来る車に、Uターンや脇道なんかを駆使して放そうと試みるが、向こうも中々しつこい。



/416ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ