この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第20章 絡める罠-滑走-



車だというのに、蛇のようなしつこさ…
どうにか上手く巻ける方法はないものだろうか?



「ん?
あれは??」


距離は離れているが、車とバイクの集団…
俗にいうストリート系の……



「・・あれを追い越そう」

『えっ!?』


更にスピードを上げ、前を走っている集団の中に、強制的に突っ込む!!



『・・!!
紀永マズい!
これ、冬二達のだ!!』

「知っているの?」

『・・・
うん、ぁたしが遊んでた街の族…
そこは良いよ、冬二はこんな風に割り込んだのを許さない、逆に追い掛けられる』

「それは失敗したかな?
吉田春夫を巻く変わりに、余計な事に首を突っ込んだ‥みたいだね」

『みたいじゃなくて突っ込んだの!』


確かに集団を追い越したが、猛スピードで追随するバイクが1台……



『ヤバっ!
冬二本人も居た、しかもケツ乗りさせてない…
紀永‥本気で来る!』

「一難去ってまた一難か…
バイクVSバイクだから、こっちも大変そうだ」

『そんな呑気な…』


逃げてはいるが、相手の猛追もかなりのもの…
しかもこちらは2人乗り、性能から言えば向こうが上。



「やれやれ…
だが、吉田春夫よりはマシかな?」

『こっちもしつこいよ?』

「相手が、あの男じゃなければ良い手がある」


吉田春夫だと、多少使いにくい手だったが、街の族程度なら有効だと思う。


いい歳して族とガチるのも少々辛いが、此処は文句も言ってられない。



「多少無茶するから、振り落とされないように掴まって!」

『・・・うん!!』


腕を組むように、しっかり手が回って来る…



/416ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ