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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第20章 絡める罠-滑走-



詳しい話は後と、屋敷の中へ……


一番は冷え切った身体を温める事、ぁたしは紀永と分かれて自分の部屋のバスルームを使う…


紀永の方だと、また一緒に‥なんて言われそうだから、敢えてこっちにした。



「んんーー!!」


バスタブの中で手足を伸ばし、冷えた身体が漸く解れていくのを感じる。



「・・・
やったんだぁ…
冬二は予想外だったケド、ぁたし彼奴を嵌めたんだ」


バイクの方が、とんでもない事になって、頭の隅のになっていた…
でも、とうとうぁたしは、彼奴に反旗を翻す事が出来た‥恐れる事なく。


ぁたし1人じゃダメだったと思う…
紀永や遠藤さんが協力してくれたおかげ、それはちゃんと理解してる。


それでも、やっと彼奴の証拠を掴んだ‥ぁたしも内容までは分からないが、あの行動のまま録画されている筈なのは確か。


紀永や遠藤さんに見られると思うと心境複雑…
ぁたしだって、ホントはあんな行動を取ったのを見られたくない、演技とは言え喜び顔で彼奴のモノを咥えてる姿なんて。



「・・なにか言われるのかな??」


お湯に顔半分まで付けて、先程の彼奴とのやり取りを思い出してみても、あの行動だけはなにも言いたくない‥だって、あんなのはぁたしの本意じゃ無いもん。


多分‥理解はしてくれているとは思うケド、やっぱりイヤだよ、彼奴に従うぁたしだなんて……



「・・・
止めよ‥また堂々巡りになっちゃう」


あれは必要だった行動、そうぁたしに言い聞かせ、漸くバスタブから上がる気になった。



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