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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第21章 表舞台-晴の日-
はっきり言って……
夜学を卒業したら、適当に仕事に就ければ良いって思っていたから、何になりたいかって本気で考えた事なんて無い。
ぁたしのやりたい仕事‥こういうのもキライじゃないケド、なんか違うような……
どうしてだろう、将来何をしたいのか、ぁたし自身不思議だけど思い付かない、今はまだ考えられないよ…
「・・・・・?」
??
あれ??
これって変……
何かの支払い…
数字は小さいんだけど、30とか50とか……
でも、なんか違う。
「紀永‥これって詳細情報見て良いの?」
「??
別に構いはしないよ…」
えっと…
端末から経理課の詳細情報に………あった、詳細な内容を見たら……
(えっ!?
社員全員!?)
数字は‥金額は小さい30円とか50円とか1件…
でも全員分って変だよね?
「・・・・・」
多少申し訳無い気持ちはあるケド、無作為に社員の給与明細にアクセス…
「・・・・・」
やっぱり、そんなの入って無い…
なんか変‥絶対に違う。
もう一度戻って…
さっきのと同じ決算は……………あった、購入は切手?
1年に1回か2回。
ぁたしでも分かる、こんなのありえないって…
全員分?あるワケ無いじゃん。
あまり小さくて気付きにくいケド、確かに年に数回切手代として計上されてる。
「・・・
紀永、早乙女グループ全体って、どれくらいの人数居るの?」
「???
全体か、細かくまでは分からないが、本社系列でざっと7万人程だね」
「7万人・・・」
早乙女グループだもんね、それくらい居るよ。
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