この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第21章 表舞台-晴の日-



「幸せか…
では最後の憂いは絶たないといけない」

「それは……」


この月末と不正騒ぎで、すっかり棚上げになっていたが、吉田春夫に対して1つ良い方法を見付けた。



「此処まで美紀が頑張ってくれたからね、私もなにかしなければ…
良いかい、よく話を聞いて欲しい」

「・・うん・・」


私の本気に美紀は真顔になり、向かい合わせのソファーに座った。



「・・
今月、美紀が行っている学校で式典があるね?」

「う‥うん…
毎年やってるって……」

「早乙女から式典に合わせて寄付を出しているんだ…
だから、寄付と称して私が直接乗り込もうと思う」

「ちょっと待って!
それって!?」

「ああ…
早乙女紀永として、式典の来賓として出席する」


吉田春夫を逃がさない為には、学校内‥それも式典の時が一番適している。



「でも!
紀永が表に出るなんて…………」

「言っただろう憂いは絶つと…
美紀の為‥そして私の為でもあるんだ…
その為なら、表に出る事くらい造作も無いよ」

「でも‥でも‥‥」


動揺している美紀に近付き、そっと抱き締める………



「早乙女会長は謎の人物だと言いたいのかい?」

「それは……」

「嘘では無いがね…
私が表舞台に出ると、周りが騒がしくなる、この見た目に一応独身‥余計なものまでくっ付いて来るんだよ…
だから極力表舞台には出ないようにしていた」

「一応って…
ホントに独身じゃない」

「そこを突っ込まない…
一生独身で結構、美紀さえ居れば……」

「あ・・・」


動揺かと思ったら、次は真っ赤…
相変わらず美紀の表情は、見ていて飽きない。



/416ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ