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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第21章 表舞台-晴の日-
ベッドに下ろされ、キスされ押し倒されて…
それだけで、ぁたしの心はドキドキする。
さっきの‥急に遠藤さんが入って来たのには、流石にパニクって、紀永の胸から顔を上げる事も出来なかった…
見られたかなって思うと恥ずかし過ぎて……
「んっ……紀…永……」
「くすっ…
もっと欲しいって顔してるよ……」
「うん…もっと………」
互いが混ざり合うくらい、唇を重ね舌を絡めて……
でも、ぁたしには1つ気掛かりな事がある。
月末の忙しさもあったケド…
あの計画の後、紀永とこう愛し合う時間が少しだけ減った。
何も言わない‥でも紀永は録画画像で、彼奴とのやり取りの一部始終を見ている筈。
彼奴に土下座し、彼奴のモノをしゃぶってるぁたしの姿…
あの時は、あれが一番良い方法だと思ったから後悔はしてない。
でも、見た紀永はどう思ったのだろう?
紀永との関係で、ぁたしが紀永のモノに対して口淫奉仕なんて事は一度も無い。
殆どが紀永のリードで、行為は進んで行って、ぁたしからのリアクションはほぼ無いに等しい。
それなのに、あの時はぁたしから彼奴に……
不特定多数の男でも、ぁたしにそう要求して来る男は多かった。
桜達の話もあって、男ってそういうものだって、どこか思ってたのもある。
だけど‥紀永がそう要求した事は無い…
だから気になってしまう、あれを見て紀永はどう思っているのか‥って。
「・・・・紀永・・・・・」
「???」
紀永が欲しい……
その逸る気持ちを抑え付けて、ぁたしは紀永から唇を離した。
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