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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第22章 終焉の時

「美紀‥冷静ー」
「そかな??」
「あんな力説されたら感動しない?」
「ぁたしは元々あの言葉知ってたからね」
「知ってるの!?」
「結構有名だよ、確か‥札幌にクラーク像ってあったと思う」
「へー
流石美紀だぁー」
「まあね……」
"ブー ブー ブー"
「・・・・!!」
来た!!
さっと携帯を出してメールを確認。
『30分
校舎裏、来なければ流す!』
「・・・・・」
彼奴もかなり怒り心頭、バイク逃走が、彼奴をマジでキレさせた。
「美紀?
携帯新しくしたんじゃないの??」
「えっ!?
ああ‥退院する時返して貰ったのよ、新しいのもあるよ…
って、ぁたしちょっとトイレ」
ウソ付くのが辛い……
「あっ……」
ぁたしは慌ててトイレの中へ…
今のメール内容を、そのまま遠藤さんの携帯へ送信。
「これで‥良し……」
後は長時間彼奴に近寄らない‥これは約束…
多分、後を追ってくれてるから、移動したら気付くとは思う。
「30分……」
ぁたしは両方の携帯をポケットに入れて、トイレから立った。
"ブー ブー ブー"
「・・・・・」
メールの着信…
これは美紀様から……
会長は校長と話中、こんな時に……
「少々失礼致します」
一応断りを入れてから、メールをチェック…
差出人はやはり美紀様。
『30分
校舎裏、来なければ流す!』
内容文はこれだけ…
校舎裏と言っても広い、校舎裏の何処かの明記も無い。
普段持ち歩かない、タブレット端末を開く。
「・・・・・」
美紀様はまだ校舎内、あのメールが何時美紀様に送られて来たか分からない以上、端末から目を離す事は出来ない。
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