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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第22章 終焉の時
「急にトイレ……大??」
・・・はぁ!?
"ゴンッ!"
思わず桜に一撃入れちゃった…
だって思っていたって言わないでしょう‥大なんて。
そしてまた!
"ゴンッ!"
ついついの2撃目…
リピートしなくていいっ!!
でも、何だろ‥桜のお陰で少しだけ緊張感が抜けた…
桜って時々こういうところがある、桜は無意識だろうケド、自然に場を和ませる不思議な特技。
これだから桜は好き…
お節介の空回りでも、一生懸命でぁたしの方が和む。
「ほらセンセ来るよ?」
「わっ!
ヤバっ!!」
帰りのホームルーム…
30分‥彼奴この時間も考慮に入れてる、イラついていても教頭は教頭か。
「・・・・・」
時計を見たら、あれから20分経った…
ホームルームが終わってから動いて、ギリギリか少し早いくらい。
(・・・
そういえば、メールに場所を入れるの忘れた…)
短時間で送信した為、校舎裏の場所まで入れてなかった‥ぁたしのバカ‥‥
今からじゃ間に合わない、一応ガッコ内は携帯禁止、歩きながらメール打ってるところを見付かれば、しっかり怒られる。
センセに捕まる、そんな時間取れないよ…
仕方ない、追ってくれていると願って、そのまま行くしか無い。
ホームルームが終わって23分、アッサリ終わってくれて良かった。
「桜、先行くから…」
「えー!!」
まだ話し足りなそうな桜を置いて、ぁたしは素早く教室を抜け出して、普段は使わない校舎の外に出る南門へ……
校舎裏に行くには、この出入り口が一番早い。
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