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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第22章 終焉の時
ぁたしは知ってる…
今の彼奴では、画像をネットに流せない‥彼奴のはったりだって。
「ちっ…
どこまで逆らう!
この糞餓鬼めがっ!!」
「ぁたしは、どこまでだって逆らう……
アンタの言いなりなんて死んでも御免、それとも今此処でぁたしを殺す?教頭センセ??」
「・・・っ!!」
時間‥稼がないと…
30分って言ったって、30分丁度に紀永達が来るワケ無い、だから少しでも長く彼奴を挑発しないといけないんだ。
「・・・!!
動きました!!」
「どっちに向かっている??」
「少し……
この方向ですと、正門では無く南門と呼ばれている方向です」
「そちらに行く…
だが、近くで2人が外に出るまで待機だ」
「はい…」
丁度、美紀が歩いているコースの反対側にも南門に向かえる廊下がある。
職員室も美紀が今歩いているコースに近い…
こちらは遠回りし、南門の向こうの階段側で待機。
「あれから?」
「・・24分です」
「・・・
待つ‥のみか…
遠藤、画像再生の準備を……」
ポケットの中に入れていたメモリーを、遠藤に手渡す…
遠藤もGPSを切って、画像再生に切り替えているよう。
此処まで来ればGPSは必要無い、後は美紀と吉田春夫が通るのを待てば良い。
「・・・・・」
美紀が南門を出た、やはり校舎裏はこの南門を出たところ‥校内の配置から考えて、フリースペースと呼ばれる場所で当たりのようだ。
その数分後に吉田春夫が南門を通る…
直ぐには出れない、こちらも数分待たなくては、あまりにも不自然。
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