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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第22章 終焉の時
「ふん…
そこまでして退学になりたいようだな…
画像など必要無い、入院休学を通常に差し替えるだけで、単位は足りなくなる」
「初めに言った筈よ、退学上等だと…」
この餓鬼はどこまで俺に刃向かう!?
何故従わん!?
どこまでもどこまでも刃向かいやがって!!
「・・
では何故俺の取引に応じた?
退学で良いのなら、取引に応じる事も無かった筈だ!」
「・・・・・っ!!」
退学が理由では無い?
ではネット流出の方か…
だが、画像を流そうとすると、何故か止まる…
そして、バックアップとして保存していたパソコンの方も、ネット回線に繋がらない。
業者に見て貰ったが、何処にも問題は無い、ウィルスが入った形跡も無い、では何故繋がらん!?
「・・そんなに流されるのが嫌か…
そうだろうな、あんな画像が出回ったら、街も歩けん変態画像だからなぁ……」
「変態はどっちよ!
アンタが勝手に撮っただけでしょう!!」
「証拠は多ければ多い方が良い、違うか糞餓鬼?」
「・・・・・」
そら見ろ…
画像をネタにすれば、この餓鬼は逆らえない…
あれをバラまけば、これから先、世間に顔を出す事も出来ないだろうからな。
"コツ‥コツ‥コツ‥"
??
靴の音??
「・・こんな場所で、教師と生徒が言い争いかね??」
「・・なっ!?」
南門から歩いて来るのは早乙女会長!!
何故この場所に!?
「この様な場所、早乙女会長が来るようは場所ではありません…
校長の居られる来賓室にでも……」
「・・私はこの場所‥いや、君に用がある」
「私‥ですか?」
「そうだ……」
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