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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第22章 終焉の時
「何故、俺の家のパソコンまで消去出来る!?」
「・・君は何故私が此処まで、のし上がれたか知っているか??」
「???」
「システムプログラミング……
今の早乙女グループ全体の管理システムは、全て私がプログラミングし作り上げた物…
そんな私が、たかが家庭用のパソコン1つ操れないと思ったか?」
今頃、前の日に仕掛けたプログラムが作動している頃…
時限ウィルス、パソコンのデーターそのものを破壊するが、一切ウィルスの痕跡は残らない…
更に携帯に仕掛けたプログラムも、解除になっている。
まだシステムを構築していた頃に、気紛れで作ったウィルスプログラム、多分新種のウィルスと思われるだろう、作った私でさえ使った事など無かったのだから。
「だがそれは犯罪だっ!」
「痕跡があり、尚かつ仕掛けたのが私と証拠があるのなら犯罪だ…
だが、あのパソコンからは痕跡は1つも出て来んよ、ただの電源不具合によるクラッシュ‥業者に出してもそう取られる」
「・・・くっ・・・」
「それよりも、未成年に対する脅迫暴行…
この動画は言い逃れ出来まい?」
「だが映っているのは俺1人だ、相手が未成年だと誰が分かる?」
「では、匿名で医者の診断書を付けてやろう…
勿論、君の身体から放出した体液も残されている、専門機関で君の体液と照合すれば、完全に一致する…
どうするかね、吉田春夫教頭」
あの日、療養と怪我の治療とだけ言ってあったが、婦人科的診断…
つまり、洗い流しても残っていただろう、吉田春夫の体液の採取も頼んでいた。
美紀の方は、かなり嫌な顔をしていたが、後々必要になるかと思ったが故の行動。
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