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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第23章 平和な時間の訪れ
「忘れてないよ…
ぁたしだって紀永と一緒に歩きたい……
でもそれは、ぁたし自身の力で歩きたいの、正式にぁたしの実力で紀永の隣を歩きたい…
あっ、私的な事は別だよ、そこは‥ほら……………」
その‥恋人同士として、紀永と一緒に外に出たいなぁーって、思ってもみたりして…
かなりムリな話だけど……
「そんな事を考えていたのか…
正式‥ね…」
「ちゃんと紀永の娘として、出るべき場所には出ようとは思ってる…
だけど、1人の大人として、ぁたしの実力で紀永と一緒に居たいとも思う、まだ漠然とした考えだけど‥形になるまで何年掛かるかな?」
「美紀の実力か、意外に早いんじゃないかな?
元々の素質は良いのだからね、私なんか簡単に追い越されそうだよ」
ムリムリ!!
経験が足りなさ過ぎるじゃない…
あの、校舎裏の事といい、紀永の手腕は本物、ぁたしなんかじゃ、まだ足元にも及ばないし。
ぁたしが紀永みたいな手腕を真似出来るとは思えない…
ケド、違う方法はあるとは思う、うん絶対にある。
「そう言えば、明日は学校休みだったね?」
「え?
うん、休みだけど??」
「じゃ気晴らしに、ドライブでも行かないかい?」
「へっ?
ドライブ!?」
紀永と?
2人きりで??
もしかして、私的の‥って話、考えてくれた??
「私だとて車くらい乗れるよ…
バイクもそうだが、車も駐車場で眠りっ放しもね……
明日は仕事も少ないし、のんびりドライブ出来そうだ」
「ホント??」
「ああ…
1日くらい外に出ても、文句は言われないよ」
「うん、行く!!」
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