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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第23章 平和な時間の訪れ
そのギャップがあり過ぎる姿に、桜はまたフリーズ…
ホントに気持ちは分かる、ぁたしだって経験した事だもん、幾らあの時話たとはいえ、予備知識無しじゃ桜だってこうなる。
紀永はまたも爆笑してたけど………
その後部屋に戻ってからの桜の泣き言は‥面白かった。
「あれ、ホントに本人!?
絶対同じ顔した別人でしょー!!」
とか……
「私をダマすのに、似たような人連れて来たとか影武者とか‥違わない、ねぇ美紀ってば!!」
流石に、これにはぁたしも爆笑した…
だって桜のあまりにもの発想に、耐え切れ無かったんだもの仕方ないよ。
「・・・何考えているんだい??」
「へっ??
あぁ‥この間の桜……」
ぁたしまた…
最近紀永によく言われてる‥考え込み過ぎだって、ぁたしは自覚無かったケド、考え込んだら何時間でも考えている‥らしい。
「・・ぷっ…
あの子‥ね……
ああいう反応は中々見れないから、つい笑ってしまったが悪かったかな?」
「いや、あれはぁたしも笑ったから……
ねぇ紀永…
1つ聞いて良い??」
「ん??」
「何時も桜に、あの子って言うケド…
ぁたしは名前でまあ‥分かるんだけど、ぁたしと桜は同い年だよ?」
「・・・え???」
「だから同じ18才」
紀永‥目を丸くして、口に手を当ててる‥なんで??
「同い年……
私はまだ16才くらいだと思っていた………」
「・・・・・」
「・・・・・」
紀永から見て、桜ってそういうイメージだったんだ…
16才‥だからあの子扱い……
ちょっと桜が可哀想な気も…………
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