この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第8章 男の葛藤


どうも、元々が童顔なのか、ただの若作りなのか、こういう格好をすると、実年齢より若く見られるらしい。


会長職では良いのか悪いのか……


その為の、髪を上げスーツ姿なのだが、やはり若く見られるのは致し方ない‥らしい。



「いい加減おじさんなんだけどね」


34‥世間では、おじさんと言われる年齢だと言う事は重々承知、ただアトリエで二十代と間違えられて少々困ったが……


そう考えて見れば、あの頃の美紀は、私を幾つだと思っていたのだろうか??


何となく、はっきりと年齢を言うのを避けていたが、やはり勘違いされていたのだろう。


でなければ、おじさんに女子高生が付く訳が無い。



「考えると、少々傷付くが……」


独り言を言って、自分で笑ってしまう。


何故か思い出すのは、あの頃の思い出ばかり…


幸せ過ぎたせいなのか?


もう、届かない幸せだからか??



「ふぅ……」


バスタオルを放り投げ、徐にTシャツを着る。


こう、屋敷に籠もってばかりいるから、考えが堂々巡りなのだろう。


かと言って表に出る気も無いが。



 "コンコン"



「会長、宜しいでしょうか?」

「ああ・・・」


ガチャっと扉が開く音がして、遠藤が入って来る。


今日はまだ仕事の残りはあっただろうか?



「お寛いの最中に申し訳ありません…
美紀様の事、調査報告が上がって来ました」

「美紀の?」


そういう理由か…


遠藤は、私のプライベート時間はあまり干渉して来ないが、美紀の話になると別。


まあ私も、何か分かったら最優先と言ってあるが……



/416ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ