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OLオクサマのふぇろもん
第3章 Scene.03
「…いつ見ても…凄ぇよなぁ………」
「あぁ……。一度で良いから………」
「俺なら一晩中ヤれそうだぜ?」
「アレなら…強請られたらヤれちゃうな」
バカなヤツら。
仕事中にも拘わらず、ヒソヒソと下衆な話題で盛り上がる隣の席の二人組。
こっちまで仲間だと思われたくない。
セクハラで訴えられれば気が楽になるのだが、そんな様子は全くない。
「あの綺麗な顔でヒイヒイよがるかと思うとさぁ………」
「あのデカパイで挟まれたり………」
「あのプリプリした尻とか………」
そんな話は飲み屋でやれと言いたい。
少なくとも、社内で仕事中にするなと言いたい。
「あぁ、そう言えば……頼んでおいた資料………」
「あっ、は、はいっ。も、もう少し………」
「ったく、お前は何時まで経ってもトロいんだよなぁ」
「そうそう。いい加減、オレらみたいにササッと仕事できるようにさぁ………」
何でこの二人が上司なのか、人事部に問い詰めたい。
しかも、あんな話題ばっかりしてるくせに、仕事も出来るなんて悔しい。
「とにかくさぁ、もっと………」
「オレら、お前待ちだか………」
甘い香りが漂ってきたと思ったら、上司二人組の言葉が切れた。