この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
OLオクサマのふぇろもん
第3章 Scene.03
俯き気味に顔を伏せたまま、視線だけを上げる。
軽くウェーブが掛かった、肩まで伸びる明るい茶髪を靡かせ、紺色のベストに束ねた書類を胸に抱え、ヒールの音をたてて歩く女性。
ピチッとしたタイトスカートは、丸みを帯びた尻の形をくっきり浮かび上がらせ、スリットからは艶めかしい太腿を覗かせている。
「やっぱ…堪んねぇよなぁ………」
「あんなムチムチの体………生殺しだよな」
また始まった。
尻を左右に揺らして歩く後ろ姿は、確かに誘われているようにも見えるけど。
「バックからってのが良いんじゃねぇ」
「上に乗せて、下から揺れるデカパイを眺めるってのも………」
二人の下衆い会話は留まる事を知らない。
文句の一つや二つ言いたい処だけど、仕事も出来ない部下の立場からしたら口籠もるしかなかった。
せめて、席だけでも替えて欲しい。
「あぁ、ちょっと………」
下衆い会話を無理矢理聞かされていると、更に他の上司から呼ばれた。
この二人の傍に居るよりは良い。
「は、はいっ」
自席から飛び出すように席を立った。