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OLオクサマのふぇろもん
第3章 Scene.03
結婚したからと言って、誰もが彼女を諦めた訳じゃなかった。
彼女を好色の目で見ているのはあの二人だけじゃないのを知っている。
用も無く訪れる取引先や他部署の連中。
噂では、彼女の容姿と性格に、社長が無理矢理秘書に就けようとさえしたらしい。
それは現秘書である社長の奥さんに阻まれたらしいけど。
ただでさえ、女性社員が少ない会社。
結婚を機に退社するものだと思っていた。
と言うか、した方が良かったと思う。
「あらあらぁっ?」
慌ててる筈なのに、おっとりした口調が切迫感を感じさせない。
それに続くドサッと言う音。
「だ、だいじょ……うぶ……ですか?」
彼女の方へと視線を向けて、慌てて顔を背けた。
「あいたたぁ………」
両脚をパカッと広げて尻餅を着いていた。
赤いショーツが丸見えだった。
黒のストッキングが途切れた太腿が艶めかしい。
一瞬でそこまで見切ったボクも、大概ムッツリだったかもしれない。