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OLオクサマのふぇろもん
第6章 Scene.06
女の太腿へと意識が向けられる。
小刻みに動く脚が、生地を通してモノを勃たせようとしている。
若干枯れ気味とは言え、それでも男で有った。
ましてや、妻とは全くタイプも違う人妻らしき若い女。
背徳感が助長され、男としての本能が目覚めさせられる。
…そう言えば…こんな女の方からされた事なんて無かったな………
風俗に行った事も無ければ、常に受け身で有ったウチのヤツ。
初めて付き合ったウチのヤツとその儘結婚しただけに、積極的に来られる事に昂ぶってくる。
「ふふっ……」
顔の見えない女の含み笑い。
きっと、太腿に感じるモノが変化している事に気付いている。
擦られる程に固さが増していくのを分かっていた。
それと同時に欲望まで膨らんでくる。
…これから仕事だっていうのに…これじゃ………
甘い香りが邪な感情を芽生えさせようと唆してきた。
『………次はぁ………』
幸か不幸か、タイミングを見計らったかのように、その感情を押さえ付けるかの如く電車は駅に停車した。