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第6章 Scene.06

　
…これは…ちょっと………


　爆乳の柔らかさと同時に、グイグイと太腿を股間に押し付けられる感覚。

　数枚の生地を通して、女の太腿の温かさを感じる。

　その柔らかく肉付きの良さそうな太腿が、小刻みに動いて股間を擦ってくる。


…本当に…痴女だろ………


　混雑した車内。

　僅かな空間が有るとは言え、体を引いては背後の人物に当たる。

　身動きが取れない状況で、爆乳女は股間の感触を確かめるかのように脚を小刻みに動かしてくる。

　様々な懸案事項が頭を過ぎっても逃げられない。

　それと同時に、この異様なシチュエーションに股間が反応し始めていく感覚を抑えられなかった。

　若い爆乳女が自ら、見知らぬ男の股間を電車内で擦ってくる。

　周りを気にしながらも抗えず、妻帯者でありながら行為を受け入れるしか無い背徳感。

　数年振りに感じた感情の昂ぶりを覚えると、吊革を掴む右手に力が籠もった。