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OLオクサマのふぇろもん
第10章 Scene.10
 
「はぁ…んっ………」

 甘ったるい声が車内に流れる。

 仰向けにガバッと開かれた両脚。

 それは、少し距離を置いたグループからも見て取れたらしい。

「おいおい、マジかよ………」

「ノーパンで…バイブ突っ込まれてんぞ………」

「ちょ、調教……中……とか?」

「てか、こんなトコで出させるとか………」

「露出変態プレイ?」

「あのオッサン…ヤバくなぁい?」

「カメラ……無さそうだけど」

「あの女……抵抗してる訳でもないよな………」

「マンコにバイブ突っ込まれて、腰ヒクヒクさせてんじゃん」

 誰かの一言。

 言われなくても分かってた。

 見せ付けるように、バイブが突き挿さった股間を腰をくねらせて突き上げている。

「ちょ、ちょっと………」

 手を伸ばす訳にもいかない。

 あくまでこの女性とは無関係。

 電車が駅に止まったら降りればいい。

「んはあぁっ…ご主人さまぁ……ん………」

 あまい吐息混じりで、潤んだ瞳で見詰めてくる爆乳女性。

 この一言でグループがざわめいた。





「これってさぁ。公然猥褻物陳列罪とかなんやらでさぁ………」

 こっちの心臓が飛び跳ねた。
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