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月の川 〜真珠浪漫物語 番外編〜
第2章 My Fair Lady
「梨、梨央様…!」
月城は頬を押さえ、真っ赤になる。
梨央は勢いよく寝台に飛び込むと、毛布を頭から被り中に潜り込む。
「お寝み、月城!」
はしゃいだ声…。
少し高揚している梨央の可愛いらしい声だ。
「お、お寝みなさいませ…」
梨央がそっと毛布を目が見えるところまで下ろし、月城に微笑む。
そして、ピーターを抱きしめるとそのまま目を閉じた。
月城は寝台の傍に跪き、ひとりごとのように呟く。
「…梨央様、梨央様は私のかけがえのない姫君です。月城は一生、梨央様のお側を離れません。
一生、力の限り梨央様をお護りいたします」
…美しい小さな僕の愛しい姫君…。
例え、貴方がどなたのものになろうとも、僕は一生貴方のお側にいられるのだ。
…これ以上の幸福があるだろうか…。
僕は世界一忠実な…そして幸せな騎士になろう。
月城は穏やかな微笑を浮かべた。
そして梨央の愛らしい寝顔を暫し眺め、毛布を優しく整えたのちに、そっとランプの灯りを消したのだった。
月城は頬を押さえ、真っ赤になる。
梨央は勢いよく寝台に飛び込むと、毛布を頭から被り中に潜り込む。
「お寝み、月城!」
はしゃいだ声…。
少し高揚している梨央の可愛いらしい声だ。
「お、お寝みなさいませ…」
梨央がそっと毛布を目が見えるところまで下ろし、月城に微笑む。
そして、ピーターを抱きしめるとそのまま目を閉じた。
月城は寝台の傍に跪き、ひとりごとのように呟く。
「…梨央様、梨央様は私のかけがえのない姫君です。月城は一生、梨央様のお側を離れません。
一生、力の限り梨央様をお護りいたします」
…美しい小さな僕の愛しい姫君…。
例え、貴方がどなたのものになろうとも、僕は一生貴方のお側にいられるのだ。
…これ以上の幸福があるだろうか…。
僕は世界一忠実な…そして幸せな騎士になろう。
月城は穏やかな微笑を浮かべた。
そして梨央の愛らしい寝顔を暫し眺め、毛布を優しく整えたのちに、そっとランプの灯りを消したのだった。