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背徳のディスタンス
第5章 淫らな遊び
胸などよりもよほど強烈な刺激だった。
ショーツに取り付けられた小さなローターが、薄い布一枚挟んで直接クリトリスに当たっていた。
「は……あ」
息が上がる。奈々は声を押し殺そうとするが、敏感な場所への緩い刺激はたまらなかった。
「止めなさいってば……」
声が震えないよう努めながら、気丈に命令する。
「どうしてです? 気持ちよくなっちゃいました?」
「なってない」
「まだ振動は弱ですよ? これが中」
再びリモコンをいじる。
下肢への刺激が急に強くなり、奈々はぶるりと全身を震わせた。
「あ、……ゃ……、う」
床に膝をつき、我慢できずに熱い吐息を吐き出す。
「そんなにイイですか? すぐにでもイッちゃいそうな顔してますね。俺も興奮してきちゃう」
奈々をずっと見下ろしていた望が、ふいにしゃがみこんでくる。
「もっと感じてる顔見せてくださいよ?」
無視して奈々はうつむいた。それが気にいらなかったのか、頬に片手を添えられ強引に顔を上げさせられた。
「や……」