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背徳のディスタンス
第5章 淫らな遊び
「何してるんです? もしかして、自分で慰めようとでもしてたんですか?」
入ってきたのは望だった。
小会議室のドアを閉めるなり、望は奈々へと迫ってくる。
奈々は望を睨み付けた。
望は紺色のスーツの内ポケットから何かを取り出し、奈々へと見せた。
「これがリモコンです。堀内先輩がつけてるおもちゃの。今は最弱です、全然足りないでしょ? いろんな強さで試してみます?」
「……やめて」
小さく抗議する。もちろん望が聞き入れることはなかった。表(おもて)とは違う顔で微笑み、リモコンをいじる。
「んん……っ」
ブラの振動が激しくなった。望が振動を強くしたのは間違いなかった。
「あ……はあ……」
密着したブラからダイレクトに与えられる刺激からは、逃れようがない。それでも体を揺らし、奈々は抵抗するような素振りをみせる。
「胸への刺激だけじゃ足りませんよね?」
言うや否や、もう一度リモコンを操作する。
「あ……っ」
奈々はとっさにしゃがみこんだ。ぶるっと震えだしたのは、今度は下肢に身につけたショーツの方だった。