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いとおしい青
第15章 ブリキの缶
義之は過去を思い出す。
父さんと母さんの口喧嘩が絶えない時があった。
母さんが暗い顔をしてた。
俺が目にした光景も…
何度、記憶から消そうとしたかったか。
歩と公園行って
家にボールを取りに帰ったあの日。
母さんの浮気相手は由貴の父さん…まさか。
「義之、庭のBBQの用意できたわよ、…っ…!」
由佳(義之の母)が2階へ来ると
義之は写真を見ている。
「母さん、この写真は何?
やけに親しげに写ってるな。
母さんの浮気相手は由貴の父さんだったの?」
義之の眼差しに 由佳は逸らす。
「…これには 訳があって」
「聞きたくねぇ!
あの時から俺がどれだけ
人間不振になったか分かってるのかよ?」
義之は鞄を持って部屋を出ようとする。
「義之!!」
母は引き止める。
「帰るわ。」
義之は腕を振り払うと部屋から出て行った。
由佳は呆然と立ち尽くした。
義之は、
帰り際に義之は弟や父親に止められた、
用事で帰ると告げて実家を出ていった。
父さんと母さんの口喧嘩が絶えない時があった。
母さんが暗い顔をしてた。
俺が目にした光景も…
何度、記憶から消そうとしたかったか。
歩と公園行って
家にボールを取りに帰ったあの日。
母さんの浮気相手は由貴の父さん…まさか。
「義之、庭のBBQの用意できたわよ、…っ…!」
由佳(義之の母)が2階へ来ると
義之は写真を見ている。
「母さん、この写真は何?
やけに親しげに写ってるな。
母さんの浮気相手は由貴の父さんだったの?」
義之の眼差しに 由佳は逸らす。
「…これには 訳があって」
「聞きたくねぇ!
あの時から俺がどれだけ
人間不振になったか分かってるのかよ?」
義之は鞄を持って部屋を出ようとする。
「義之!!」
母は引き止める。
「帰るわ。」
義之は腕を振り払うと部屋から出て行った。
由佳は呆然と立ち尽くした。
義之は、
帰り際に義之は弟や父親に止められた、
用事で帰ると告げて実家を出ていった。