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いとおしい青
第15章 ブリキの缶
由貴サイドーーーーー
義之の母から由貴に連絡がはいった。
「由貴ちゃん ごめんなさい、義之が
私と将太さんの写真を見て不倫してた事に気づいたの。
おそらくそっちに帰ったと思うわ。」
「…そうですか。いずれ見つけていたかも知れませんね。
たった今よっちゃんか帰宅して
出張と言って出て行ったんです。」
「そうだったの。
義之は責任感じてるのかもしれないわ。
それなら私が連れ戻しに…」
「あのっ…私に任せてもらえませんか?
今、義母さんが行けば
逆効果かもしれません。
よっちゃんの考える時間を与えたいです。
私はよっちゃんが家に帰るのを信じたいです。」
「そう…じゃあ…申し訳ないけどお願いします。
迷惑かけてごめんなさい。
何か力になれることあれば言ってね?」
「はい。」
義之は半月経っても帰らなかった。
荷物を持っていく寂しそうな背中がずっと過る。
早く帰ってきてよ。よっちゃん…
義之の母から由貴に連絡がはいった。
「由貴ちゃん ごめんなさい、義之が
私と将太さんの写真を見て不倫してた事に気づいたの。
おそらくそっちに帰ったと思うわ。」
「…そうですか。いずれ見つけていたかも知れませんね。
たった今よっちゃんか帰宅して
出張と言って出て行ったんです。」
「そうだったの。
義之は責任感じてるのかもしれないわ。
それなら私が連れ戻しに…」
「あのっ…私に任せてもらえませんか?
今、義母さんが行けば
逆効果かもしれません。
よっちゃんの考える時間を与えたいです。
私はよっちゃんが家に帰るのを信じたいです。」
「そう…じゃあ…申し訳ないけどお願いします。
迷惑かけてごめんなさい。
何か力になれることあれば言ってね?」
「はい。」
義之は半月経っても帰らなかった。
荷物を持っていく寂しそうな背中がずっと過る。
早く帰ってきてよ。よっちゃん…