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いとおしい青
第19章 独占欲
雪玉をよけた由貴は段差に気づかず
転けそうになる。

義之は慌てて由貴の腕を
引上げようとするも間に合わず。

「ちょっとーちゃんと守ってよー。」
由貴は口を尖らせて言う。

「はいはいっ。すいませーん。」
義之は謝る。

「寒くなってきた、宿に行こうよ。」
義之は座り込んだ由貴の手を引く。

「お尻打ったからアザあるかも。」
由貴は尻を擦る。

「後でじっくり見てやるよ。」
義之は笑いながら言う。

「よっちゃん変態っぽいよ。その言葉(笑)」
宿へ向かう事にした。
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