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第2章 お願いは

当たり障りない話し方をしてから電話を切って

高樋の元へ向かえば

『んなっ』

煙草を吸ってるぞこいつ！

『止めると言ってただろ！』

ムッとしながら奴の手から取る

｢…ん？これ煙草じゃないけど｣

は？

『…どう見ても』

煙草…

｢玩具。ニコチン不足だから見た目で誤魔化してたんだ。｣

…ほう。

良く見てみると吸う部分は塞がっていて無臭の煙が出てるだけだった。

『この煙はなんだ』

｢無害ななんか。｣