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忘れられない人
第23章 年明け
車に乗り、動き出す


ねぇ、何、食べに行く?

詩織。。。

え?

クスクス笑う

もうっ

イタリアンだよ
予約してあるから

12月31日に予約できたの?
すごいっね?
楽しみっだね?

詩織は、食べ物の話は、嬉しそうだな?
予約まで、二時間くらいあるから、買い物付き合って?

うんっ

新しいワンピースは、肌触りがよくて、ウキウキする

車が停まる
手を繋いで歩く

何買うの?

クスクス笑う

内緒。。。

待ってて?

コーヒーを飲みながら、誠を待つ
何買うのかな?
私に知られたくないのかなあ?
まあ、いいか。。。
時間がありそうなので、パフェを食べることにする
たくさん種類があって悩む
うーん。。。
頭の上から声がした

お客さまは、いちご好きだから、こちらはいかがですか?

時間が止まる。。。
息ができない。。。

直樹?

詩織。。。

切ない声
大好きだった低い声。。。

何で?ここにいるの?

外を歩いてたら、パフェに悩む 詩織が見えたから?
ひとり?

待ち合わせ中なの。。。

彼氏?

うん。。。

頭の中に、ぐるぐる回る過去。。。

そう
じゃあな

離れて行く
そう、思った時 私の耳に近づいた

忘れられた?
忘れられない?
俺は、詩織が忘れられないままだよ。。。

低い声がする

じゃあなって、離れて行く

遠ざかる直樹を見ていた。。。

お店を出て、外で待つことにした

今日は、きれいな青空だった
空を見ていると、届かないもどかしさと、溺れている私の歯がゆさを感じた

はあ。。。
今日は天気がいい

詩織?
中で待ってたら、よかったのに?

誠が駆け寄る

行こうか?

手を繋いで歩く

車に乗り、抱きしめあう

何かあった?

誠が聞く

ないよ

詩織
空を見て泣いてるみたいだったよ?
初めて見た時の顔してた。。。

何もないよ?
パフェが売り切れだったのっ
今日は天気がいいなあって見てただけだよ?

直樹は、私の心の奥にしまった感情を、勝手にかぎを開けて、開けっ放しで行ってしまった
ズルいよ
少しずつ埋めてきたのに。。。
また、溢れだしてしまったじゃない。。。

ねぇ、私を忘れさせて?









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