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忘れられない人
第28章 私の家族
湯船の中に入って、目を閉じる

こんなに、子供を欲しがって、セックスしたら、自分が壊れそうだ

本当に、何年経っても出来なかったら、私は、立ち直れるのだろうか。。。

誠も、子供が出来る人と結婚した方が幸せなのではないだろうか。。。


ぐるぐる、頭を回る


結局、自分が一番、傷つくのが怖い。。。

頭から忘れられず、蓋をして気にしないふりをして、本当に、出来なかったら?

欲しがったばかりに、手に入れられなかったら。。。

初めから、欲しがらなければ、傷つかなくて、いいのに。。。

もし~だったら?ばかりが、頭を回る。。。

湯船に潜り、ゆらゆら、揺れて考えるのを止めたい。。。

はああっ
きっと、また怒られる
悲しい顔をさせてしまう。。。

モヤモヤした気持ちを消したい。。。

ブクブク、ジャグジーをつけて、泡ぶろにする

初めて、泡ぶろにした時、二人で笑ったなあ。。。
ダメっ。。。心に蓋をする。。。

泡ぶろにすれば、潜れない
泡をすくう
モコモコだ。。。
何も考えずに、泡を口で吹く。。。

ふふっ

洗い場に、泡をたくさん吹く

泡のじゅうたんができる

もっと、絵本の世界のように、一面にしたくなる

ただ、泡をすくって吹き飛ばす

ふふっ 楽しいっ

ガチャリ

誠が、入ってきた

うっわっ
何だよ、これ?

泡のじゅうたんだよ?
モコモコだよっ

誠に向かって、泡を吹き飛ばす

雲の上みたいでしょ?

誠は、あわあわで、床が滑り、何とか湯船に入ってきた

後ろから、抱きしめてくる

あわあわだな。。。

楽しいよ?

今日は、溺れてないから、いいか。。。

誠が小さく囁いた

ん?何?

困った、お姫さまだな?
あわあわにして、床が滑るだろ?

えー
雲の上みたいなのに?

フーって吹くと、泡のシャボン玉みたいだよ?
ふふっ

まあ、いいか。。。
お姫さまがご機嫌なら。。。
洗ってやるよ?

やああっ くすぐったいっ

泡を手につけて、体を這う

もうっ くすぐったいっ

泡を集めて、じゃれ合う。。。

ずっと、笑っていたい。。。
余計なことは、考えない。。。

泡に夢中になって、遊ぶ

後ろから、抱きしめてくる。。。

やっと、捕まえた。。。

優しくキスする。。。

泡の味がするよ?
にがいっ

見つめ合いながら、笑った





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