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第29章 挨拶まわり

また、出会ってしまうかもしれない。。。
その時は、無視してっ。。。
私を、少しでも好きなら、私を自由にして？
あなたで、縛らないでっ
もう、考えたくない
逢いたくて逢いたくて、泣きたくない。。。
まだ、好きで、傷つけられても、好きで、イヤなの。。。

あなたが、忘れられない。。。
好き。。。
逢いたくて逢いたくて、抱きしめてほしかった
寂しくて、毎日泣いた。。。
愛してる。。。

だから、私を自由にして？
許して？

お互いを確かめるように、激しくキスする
舌が私を捕まえて、私の感じるツボをつついてくる

んんっ あっ んっ

体中に、電気が走る

抱きしめてくる。。。

最後に、抱きたい。。。
本当に、最後にするから。。。
詩織が欲しい。。。

体を離して、立ち上がる

ダメだよ。。。
好きな人がいる。。。
悲しませたくない。。。
私を許して？

待っててほしい？

待たないよ。。。

私の髪を撫でながら言う

また、出会ってしまうよ。。。
きっと、惹かれ合う。。。

そうかもしれない
。。。

その時も、同じように、お互いを感じたら、詩織を許さないよ。。。
詩織を捕まえてみせる

私に、近づいてくる

俺が欲しいって言わせてやるよ。。。

私を捕まえて抱きしめてくる

忘れられないよ。。。
俺も、詩織も
惹かれ合う二人なんだから。。。

優しくキスする。。。

涙が、止まらない。。。

許して？

許さないよ？
俺以外、見るなんて。。。

優しく優しくキスする。。。

体が離れる

最後まで、ひどいんだね。。。
本当に、好きだったよ。。。
今も忘れられない。。。
私は、待たない。。。
忘れられないままで、いいって、私を埋めてくれる人がいる。。。
だから、もう、考えたくない。。。
逢わないよ。。。

詩織。。。
待っててほしい。。。
忘れられないよ。。。
詩織も。。。

何日もかけて、思いに蓋をしてきたのに、一瞬で溢れ出してしまった。。。

私、待たないよ
きっと、忘れられないのは、わかっている。。。
逢いたくて仕方がない時には逢えなくて、逢いたくないときには、出会ってしまう。。。