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第30章 気持ち

準備できたのに、出掛けないの？
ふふっ
夜まで、我慢して？

抱きついて言う。。。

頭をポンポンしながらクスクス笑う。。。

聞かれたの、許してくれる？

イヤっ。。。
知らないっ

私の顎をつかみ、優しくキスして見つめあう。。。

好きだよ？
詩織は？

好きよ。。。

優しくキスする

好き。。。

何度もキスする。。。

キスに溺れていく

あっっ

キスに感じる。。。

見つめあうと、頭をポンポンする。。。

好きよ。。。

知っているよ。。。

うん。。。

俺の方が詩織が好きだよ？

抱きついて言う。。。

大好き。。。

髪を撫でる
見つめあうと、笑いあう。。。

夜まで、我慢するよ？
夜は、覚悟しろよ？

ふふっ
私も、夜まで我慢する。。。
覚悟して？

抱きついて、耳元で囁く

どこに、行こうか？

...

どうぞ？

車に乗る

車に乗り、キスをねだる

不安定な私は、安心したくて、甘える

知らないふりして、私を甘やかす誠は、キスする

どこか行きたい？

誠が、私に聞く

本屋さんに行きたいっ
新しい本がでたから、見たいよ？

行こう

本屋につき、別々に見る
誠は、車雑誌がみたいといい、車コーナーに消えていく
私は、新しい文庫コーナーに行く
手にとり、読みはじめる

詩織？

また、逢えたな？

何で？

本屋だからだろ？

かわいい彼女と、手をつないで私に近づいてくる

後退りしながら、バランスをくずす

あっ

私の腰を支えて抱きしめる

相変わらず、よく こけるな？
ヒール、細すぎだよ？

離して。。。

お礼は？

体が震える。。。
ありがとう、直樹 離して？

ああ。。。
お前、よくこけるんだから、気をつけろよ？

うん。。。
できるだけ、平静を装う

自分に言い聞かせる
大丈夫。。。

何買うの？

直樹が、普通に話しかける

これ。。。

こっちに、しろよ？
好きだろ？この作家の本

これは、読んだよ

何色に見えた？

この本は、景色が綺麗に描かれていて、最後は読み手にどんな色に見えるか、問いかけている
相性がいい人は、同じ色がみえると、話題だ

何色でもいいでしょう？

いないんだ。。。同じ色

せえので、言えよ？

せえの？

エメララルドグリーン

二人の声がハモる。。。

やっぱりな？