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Vesica Pisces
第1章 太陽×静寂=99…
そして、それは今夜も変わらない。

「今日、お兄さんは何て?」

“本当に未知の家で泊まるのかって”

「あはは、相変わらず過保護だね、でもお兄さんの気持ち分からないでもないかな」

昌樹のLINEをみて気持ちがわかるなんて。

「こんな可愛い妹がいたら変な男に引っかからないか、そりゃ心配になるでしょ」

そう言って微笑みかける嘉登の表情は困惑するほど綺麗だ。

「昨日沢さんとおでん食べにいったんだけど、やっぱりべろ火傷しちゃってまだヒリヒリする」

ドジっぷりを披露する嘉登。

「おでんとグラタンはダメだね」

ふふっと笑うとおでんなら何が好き?と尋ねられる。

“たまごかな”

「今度食べに行こうか、おでん、未知には内緒で」

人差し指を口元に当ててイタズラに笑う嘉登は確信犯だと思った。

翻弄されているのがわかるのに、どうしようもなく顔が熱くなる。

ゆっくりとした足取りと、はっきりとした口調と、醸し出す雰囲気と…嘉登を好きにならない人などいるのだろうか。

「もしもし、え?着いた?マジかー、んーあと五分かな」

スマホをポケットにしまうと、嘉登の友人に車で迎えに来てもらった未知たちに先を越されたと告げられた。
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