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千夜一夜艶話〜真珠浪漫物語 番外編〜
第1章 昼下がりの情事(綾香・梨央編)
広い紫檀の机の上…
綾香の上に梨央は折り重なるように臥している。
梨央はゆっくりと身体を起こす。
綾香の机の上に散る美しい黒髪は海原のようだ。
すっかり乱されたラベンダー色のドレス…
白い練絹のような肌、豊満な乳房は梨央の愛撫により薄桃色に染まり、しっとりと汗ばみ…
淡い下草の茂みは愛の蜜により潤い、蜂蜜のように太腿に滴っていた…。
そのあまりに艶めいた光景に梨央は堪らず、まだ目を閉じて快楽の余韻に浸る綾香の唇を奪う。
「…んっ…り…お…」
「…お姉様…すごく綺麗…愛しているわ…キスさせて…」
「…あ…ああ…んっ…りお…愛してる…」
図書室の中には2人の荒い呼吸音と、切なげに交わす口付けの音だけが響き渡る。
2人は快楽の波が凪るのを抱き合いながら待つ。
そして額をつけたまま凝視め合い、微笑み合う。
…梨央はやっと我に返ったように心配そうな顔をして、綾香を見た。
「…ごめんなさい、お姉様…御髪もすっかり乱してしまって」
綾香の美しいさらさらの黒髪を愛しげに撫でる。
「…本当だわ…梨央が結い直してくれる?」
綾香はわざと睨む真似をする。
「ええ!もちろんだわ!」
梨央は綾香を強く抱きしめる。
そして、綾香の破り棄ててしまった片脚のストッキングを拾い上げ、再びしゅんとなり…
「…ごめんなさい…お姉様…」
俯く梨央の顔を上げさせて、頬にキスする。
「…悪い子ね」
「…お姉様…だって…お姉様が欲しくて欲しくて堪らなかったんですもの…」
上目遣いで綾香を見る梨央。
「…一緒に銀座にお買い物に行ってくれたら許すわ」
梨央は満面の笑みで頷いて綾香に抱きつく。
「ええ!もちろんご一緒しますわ!」
綾香は優しく梨央を抱きしめる。
そして、机から降りるともう片方のアメジスト色のストッキングをさっさと脱ぎ捨て、素足にハイヒールを履く。
「ドレスに隠れるから見えないわ」
ウィンクしてみせた綾香に梨央は背中から抱きつき、その透き通るように白いうなじにキスする。
「…お姉様…大好き…」
「私もよ。…さあ、梨央。髪を直すのを手伝って?…さすがに戻らないと皆、変に思うわ」
「はい!」
梨央は器用に綾香の髪を結い直す。
綾香はきちんとドレスを着直し、机に落ちていた白薔薇を梨央の髪に飾り直してやる。
梨央は嬉しそうに笑った。
…2人の身繕いが全て終わったその時、密やかなノックの音が聞こえた。
綾香の上に梨央は折り重なるように臥している。
梨央はゆっくりと身体を起こす。
綾香の机の上に散る美しい黒髪は海原のようだ。
すっかり乱されたラベンダー色のドレス…
白い練絹のような肌、豊満な乳房は梨央の愛撫により薄桃色に染まり、しっとりと汗ばみ…
淡い下草の茂みは愛の蜜により潤い、蜂蜜のように太腿に滴っていた…。
そのあまりに艶めいた光景に梨央は堪らず、まだ目を閉じて快楽の余韻に浸る綾香の唇を奪う。
「…んっ…り…お…」
「…お姉様…すごく綺麗…愛しているわ…キスさせて…」
「…あ…ああ…んっ…りお…愛してる…」
図書室の中には2人の荒い呼吸音と、切なげに交わす口付けの音だけが響き渡る。
2人は快楽の波が凪るのを抱き合いながら待つ。
そして額をつけたまま凝視め合い、微笑み合う。
…梨央はやっと我に返ったように心配そうな顔をして、綾香を見た。
「…ごめんなさい、お姉様…御髪もすっかり乱してしまって」
綾香の美しいさらさらの黒髪を愛しげに撫でる。
「…本当だわ…梨央が結い直してくれる?」
綾香はわざと睨む真似をする。
「ええ!もちろんだわ!」
梨央は綾香を強く抱きしめる。
そして、綾香の破り棄ててしまった片脚のストッキングを拾い上げ、再びしゅんとなり…
「…ごめんなさい…お姉様…」
俯く梨央の顔を上げさせて、頬にキスする。
「…悪い子ね」
「…お姉様…だって…お姉様が欲しくて欲しくて堪らなかったんですもの…」
上目遣いで綾香を見る梨央。
「…一緒に銀座にお買い物に行ってくれたら許すわ」
梨央は満面の笑みで頷いて綾香に抱きつく。
「ええ!もちろんご一緒しますわ!」
綾香は優しく梨央を抱きしめる。
そして、机から降りるともう片方のアメジスト色のストッキングをさっさと脱ぎ捨て、素足にハイヒールを履く。
「ドレスに隠れるから見えないわ」
ウィンクしてみせた綾香に梨央は背中から抱きつき、その透き通るように白いうなじにキスする。
「…お姉様…大好き…」
「私もよ。…さあ、梨央。髪を直すのを手伝って?…さすがに戻らないと皆、変に思うわ」
「はい!」
梨央は器用に綾香の髪を結い直す。
綾香はきちんとドレスを着直し、机に落ちていた白薔薇を梨央の髪に飾り直してやる。
梨央は嬉しそうに笑った。
…2人の身繕いが全て終わったその時、密やかなノックの音が聞こえた。