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こじらせてません
第2章 馴致
いつまでも他者承認欲求の成否を先送りにしてはいられない。
「めんどくさ」と思われないうちに。

贖罪は、いい機会だ。さっきのキスを、完全なるその3にしてしまおう。

(んー、でも、すっごい、……はずかしい)

だが恥ずかしくなければ贖罪ではない。

ひと思いにズルンといってくれれば思い切りもついたのに、アキラは丁重にタンクトップをめくり上げていく。最後に万歳をして、カーディガンごと腕から抜いてもらうと、頭を振ってバラけた髪を整えた。

いきなり自分を抱きしめるように両腕で隠すのは、オトナの女にはふさわしくない。
ミサは両手をももの上に置いて、背すじを伸ばし続けていた。

チラリと胸元を視界に入れる。

(うわ、ちくび……)

あんなキスをされて、そんなことを言われたら、こうなるのも仕方がない。
頭の中なのに、指示語で考えていたミサを、アキラがじっと見つめてきた。

しかも思春期らしく、どうにかなってしまっているバストを見てくれればいいのに、じっと……顔を見つめてくる。
目が合うと、そらしてはいけないように思えてくる。

「見すぎだって……」
「すごく、キレイです」
「……アキラくんも、はだかになって」

視線に耐えかねて、そう要求すると、ソファから立ち上がったアキラが制服を解き始める。

不世出の体躯があらわになる。ズボンに手をかけて、こちらを一瞥してきたから、ぜんぶ、と言った。

神威が姿を現した。猛っている。

寝室の仄暗い中ではなく、LEDの白照の下で見るアキラは、本当に美しい。

「お……、おいで」

神威の角度で、他者承認欲求を満足させたミサは、アキラを呼んだ。
ソファに登ってくるのに合わせ、脚を乗せる。その脚をまたいだアキラが顔を近づけてくる。

キスではなかった。まっすぐに、バストへ向かってくる。

「んっ、……お、おっぱいにキスしたいの?」
「はい……」

許しを待っている。彼の息が頂点へそよぐだけで、脚の間が潤んでしまった。

「……よい、よ」

何だか変な許可になってしまったが、気にせずアキラは唇を触れさせてきた。
いの一番に、乳首へ。

(うあっ……、ちょっ、やば……)

例の「ゾクゾクッ」が凄まじい。
先端を口の中に含まれて、舌先が突起へ触れてくる。
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