この作品は18歳未満閲覧禁止です
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こじらせてません
第2章 馴致
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8
下衣を緩めて、クロッチを覗くと、両側から蜜があふれていた。
ミサは便座に腰かけ、両手で顔を覆った。
頭から煙が出ている気がする。
朝起きた時から、脚の間がずいぶんと潤っていた。
(性欲、強すぎるのかな……)
本来、最下層の生存欲求の一つであるのに、自己実現欲求ではないのかと思えてくる。
――昨日、アキラとくっついて、銀座をブラブラした。
着用する本人と、かのスマートな店員も含めて協議した。アキラがいたので、店員に神殿の広さを尋ねるわけにはいかなかったが、結局、マネキンと同じビキニを買った。不世出な彼ならば、下品さが雲散霧消するに違いないという結論だった。
そのあと、静かなレストランで食事をして、キュン死レベルの「美しい食べ方」を心置きなく鑑賞した。
ビキニを購入した点についても、レストランで豪奢な食事をした点についても、アキラはずっと恐縮していた。
自分がプレゼントしたかったのに、新たに「他の愛玩動物・同用品」および「他の愛玩動物関連サービス」を受け取ってしまって、これではあべこべだ、と気にしているようだった。
もちろん、気にしなくていいのだ。
気にしなくていいから、次に会うときは必ずそのビキニを身につけてくれ、と約束させた。
彼はさっそく「明日来たい」と言った。
ミサは当初「着たい」と誤解したが、導かれる結果は同じだった。だから、快諾だった。
それから、アキラはおずおずと、
「……実は、明日学校休みなんです」
「え?」
「休みっていうか、外部模試なんですけど、僕は別に受けなくてもいいので」
テストの点の良し悪しを気にしてなかったどころか、テストじたいを受けなくて良いらしい。
「なので、ミサさんの家で待ってます」
「もうっ」
ミサは引き寄せていた腕へバストを軽く擦りつけ、甘ったるしさをにじませた睥睨を向けた。
「そんなの早く言ってよ」
「ごめんなさい、ダメでしたか?」
「んーん、……別に待ってるのはいいんだけど」
いいのだが、そんなことなら有休を取ったのに。
だが、有休を取ってどうするつもりだ、と問われると、どうするかは胸の内に山盛りあったものの、さすがに街中でおおぴらに言えることではなかったので、睨んだだけにとどめた。
下衣を緩めて、クロッチを覗くと、両側から蜜があふれていた。
ミサは便座に腰かけ、両手で顔を覆った。
頭から煙が出ている気がする。
朝起きた時から、脚の間がずいぶんと潤っていた。
(性欲、強すぎるのかな……)
本来、最下層の生存欲求の一つであるのに、自己実現欲求ではないのかと思えてくる。
――昨日、アキラとくっついて、銀座をブラブラした。
着用する本人と、かのスマートな店員も含めて協議した。アキラがいたので、店員に神殿の広さを尋ねるわけにはいかなかったが、結局、マネキンと同じビキニを買った。不世出な彼ならば、下品さが雲散霧消するに違いないという結論だった。
そのあと、静かなレストランで食事をして、キュン死レベルの「美しい食べ方」を心置きなく鑑賞した。
ビキニを購入した点についても、レストランで豪奢な食事をした点についても、アキラはずっと恐縮していた。
自分がプレゼントしたかったのに、新たに「他の愛玩動物・同用品」および「他の愛玩動物関連サービス」を受け取ってしまって、これではあべこべだ、と気にしているようだった。
もちろん、気にしなくていいのだ。
気にしなくていいから、次に会うときは必ずそのビキニを身につけてくれ、と約束させた。
彼はさっそく「明日来たい」と言った。
ミサは当初「着たい」と誤解したが、導かれる結果は同じだった。だから、快諾だった。
それから、アキラはおずおずと、
「……実は、明日学校休みなんです」
「え?」
「休みっていうか、外部模試なんですけど、僕は別に受けなくてもいいので」
テストの点の良し悪しを気にしてなかったどころか、テストじたいを受けなくて良いらしい。
「なので、ミサさんの家で待ってます」
「もうっ」
ミサは引き寄せていた腕へバストを軽く擦りつけ、甘ったるしさをにじませた睥睨を向けた。
「そんなの早く言ってよ」
「ごめんなさい、ダメでしたか?」
「んーん、……別に待ってるのはいいんだけど」
いいのだが、そんなことなら有休を取ったのに。
だが、有休を取ってどうするつもりだ、と問われると、どうするかは胸の内に山盛りあったものの、さすがに街中でおおぴらに言えることではなかったので、睨んだだけにとどめた。
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