この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
こじらせてません
第2章 馴致


下衣を緩めて、クロッチを覗くと、両側から蜜があふれていた。

ミサは便座に腰かけ、両手で顔を覆った。
頭から煙が出ている気がする。

朝起きた時から、脚の間がずいぶんと潤っていた。

(性欲、強すぎるのかな……)

本来、最下層の生存欲求の一つであるのに、自己実現欲求ではないのかと思えてくる。

――昨日、アキラとくっついて、銀座をブラブラした。

着用する本人と、かのスマートな店員も含めて協議した。アキラがいたので、店員に神殿の広さを尋ねるわけにはいかなかったが、結局、マネキンと同じビキニを買った。不世出な彼ならば、下品さが雲散霧消するに違いないという結論だった。

そのあと、静かなレストランで食事をして、キュン死レベルの「美しい食べ方」を心置きなく鑑賞した。

ビキニを購入した点についても、レストランで豪奢な食事をした点についても、アキラはずっと恐縮していた。

自分がプレゼントしたかったのに、新たに「他の愛玩動物・同用品」および「他の愛玩動物関連サービス」を受け取ってしまって、これではあべこべだ、と気にしているようだった。

もちろん、気にしなくていいのだ。
気にしなくていいから、次に会うときは必ずそのビキニを身につけてくれ、と約束させた。

彼はさっそく「明日来たい」と言った。
ミサは当初「着たい」と誤解したが、導かれる結果は同じだった。だから、快諾だった。

それから、アキラはおずおずと、

「……実は、明日学校休みなんです」
「え?」
「休みっていうか、外部模試なんですけど、僕は別に受けなくてもいいので」

テストの点の良し悪しを気にしてなかったどころか、テストじたいを受けなくて良いらしい。

「なので、ミサさんの家で待ってます」
「もうっ」

ミサは引き寄せていた腕へバストを軽く擦りつけ、甘ったるしさをにじませた睥睨を向けた。

「そんなの早く言ってよ」
「ごめんなさい、ダメでしたか?」
「んーん、……別に待ってるのはいいんだけど」

いいのだが、そんなことなら有休を取ったのに。

だが、有休を取ってどうするつもりだ、と問われると、どうするかは胸の内に山盛りあったものの、さすがに街中でおおぴらに言えることではなかったので、睨んだだけにとどめた。
/257ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ