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こじらせてません
第3章 幽閉
「じゃ、もう言いたいこと何でも言ったら? ぜんぶ聞くよ?」

ミソラを前にして、ミサは腕組みをして背すじを伸ばした。
気持ち、顎を上げる。

不遜に見えるだろう。
こういうときにも、えてして自分の身長は有利にはたらくのだとわかった。

ミソラの態度には、自分に対する対抗心が感じられた。
彼女と、彼氏の姉の関係ではない、アキラをめぐる女と女の空気だ。

自分はアキラの彼女である。彼が、ミソラへ、そう紹介したのだ。

だから、何でも聞いてやろうじゃないか。

「……いいよ。じゃー、ぜんぶ言うね」

ミソラは、組んだ足へ肘をつき、手のひらへ顎を乗せた前かがみとなった。

男の子を意識するようになってから、そんで、学校で性教育習ってから、ずっとかな。最初にエッチする相手は、アキラって決めてる。一応、弟なんでヤバイかなーって思ったりもしたんだけど、そこらへんの男の子よりもズバぬけてカッコいいもん。

私さ、自分のことかなりカワイイと思ってるし、二卵性だっていっても、姉弟だからやっぱ似てるとこあるじゃん? 自分の顔が好きなのと同じくらい、アキラの顔も好きなんだ。

初潮になったとき、お父さん仕事でアキラしかいなかったの。キターッて教えてあげて、そんでついでに、初エッチはアキラとするからね、よろしく、って伝えたら、そんなの変だ、とか言うし、この子。

別に子供作ろうって言ってるわけじゃないじゃん、ちゃんと避妊すればいい、って言っても、女の子の初エッチは本当に好きな人とするべきだ、とかさ。いや、私、アキラの顔好きだし、たった一人の弟好きだし、ウソじゃなくて本当だし、っつってもぜんぜん通じないの。

いろいろ話し合ってたんだけど、そもそも精通まだだからできない、とかアキラが言ったんだ。いや、精通まだでも勃起すんならできるだろ、理由になんねーって思ったんだけど、そんなこと言うならと思って、この子とイチャイチャして手でしてあげたら、思いっきり出た。

おめでとー、双子で初潮と精通、一緒に来たってスゴいねー、お祝いだーって、なだれこもうとしたけど、賢者モードっていうの? それ入っちゃって、結局できなかったんだ。
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