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こじらせてません
第3章 幽閉
ベッドに腰掛けたまま、トモミは話し始めた。

どうか、どうかアキラちゃんを責めないでください。何もかも、わたくしが悪いのです。

ミソラちゃんの言ったとおり、わたくしは母校でもあるF大付属にて教鞭をとっております。教職についた年に、お見合いで結婚しました。前の主人との間に子供は恵まれませんでしたが、十五年、何の波風もなく、連れそってまいりました。何事もないことが一番の幸せ。わたくしも、その通りだと思っていました。

ですが、中等部に入ってきたアキラちゃんを見て……何と言ったらよいのでしょう、わたくしは、恋に落ちてしまったのです。

前の主人の以外にも、男性とおつきあいしたことはあります。ただ、すべて男性がたのほうから声をかけていただき、交際を申し込まれて参りました。どなたかとお別れすると、必ずどなたかが申し込んでくるものですから、わたくしから、男性を思いを寄せる時間なんてありませんでした。男性は皆、お胸が大きな女性がお好きなものですものね。わたくしのバストは、多くの方を満足させるものでした。

そうなのです。つまり、わたくしは、生まれて初めての恋をしてしまったのです。

二回りも歳下の、しかも自分の教え子に恋をするなんて、とても悩みました。ですけれど、どうしてもこの思いは抑えきれませんでしたの。アキラちゃんを意識するあまり、他の生徒たちに対する指導にも影響が出そうなほどに。

すくなくとも、主人との営みでは、まったく快楽を感じなくなってしまいました。折しも、進路相談があり、二人のお父さまにお会いする機会がありました。お父さまはやはり、お一人で二人をお育てになるのに、相応のお悩みをもっておいででした。わたくしは、ご相談に乗るという形で、お父さまと頻繁に会うようになり、やがて、肉体関係を持つようになりました。前の主人には、離婚を申し出ました。ご存知かもしませんが、二人のお父さまはF医大の実力者で、前の主人は万年ヒラ医者でしたから、お話はスムーズにまとまりました。
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