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こじらせてません
第3章 幽閉
涙腺の活動をこらえながらだったから、言っているあいだに、だんだんと語気がすさいでいった。

「そういう、わけじゃない、です」
「だって、私と付き合ってるから、ガマンしてるんでしょ? お姉ちゃんが布団に入ってきても、お継母さんがおっぱい触らそうとしてきても、私がいるからできないんでしょ? 別れたら、またきっとする」
「い、いえ……しません」
「しないの? なんでしないの? するに決まってんじゃん。思春期だもん、溜まっちゃうもん。小娘でもない、熟女でもない、ちょうど真ん中だから両方楽しめると思ってたけど、イマイチだったかな? しょうがないじゃん! イマイチな歳なんだもん! ピチピチもしてなくて、熟れ熟れでもなくて、ざんねんでした!」

言いがかりとやつあたりが、頭の中でマーブル柄になってきた。

「ミサさんっ」

両方の二の腕を掴まれた。
しっかりしろ、と相手の目を醒まさせるときの、アレだった。

やがてこうしてくるかもしれないと、ミサは予想していた。
ドラマや映画なんか見かける、典型的な演出だ。そして、キイィッとなった女を黙らせるために、男が取る次の行動も、お決まりだ。

「ン……」

アキラが唇を合わせてきたが、少年は未熟で、豪胆ではなかったから、表面が軽く触れてくるだけだった。

ミサは彼の頭を引き抱いて強く押し付けると、舌をねじ込んでいった。

アキラが抱きしめてくる。
背中に手が触れる。

不仲になっても、キスをして黙らせて、体をまさぐって情欲を煽れば、だいたいの女は何とかなる、リカバリ可能だと思っているのだとしたら、それは誤りだ。

(ンンッ……)

ジャケットの上からでも、彼の指が背中に触れてくると、恒例の「ゾクゾク」が始まった。
身をがくねるのと連動して舌が動く。
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